今日もお一人の方の仕事の相談に乗っていました。頑張っている状態を伺いながら、あらためて日本の仕事の仕組みについて考えさせられました。大ざっぱに言うと、昔は就職をして言われたことをしていれば、とりあえず一生家族を養えました。
でもそれが崩れてしまったのです。

その端的な例が非正規雇用と正規雇用の格差です。原因を考えれば、日本の企業が今までみたいに稼げなくなっているということだと思います。そのために全員で貧乏になることよりも非正規雇用者にしわ寄せたというのが実情ではないでしょうか。
グローバル化によって誰でもできる仕事は国外の単価の安い国に行ってしまいました。工場もそうだし、電話サポートやソフトの請負などもそうです。インターネットがそれに追い打ちをかけました。

これは大きな時代の変化と言わねばなりません。これからの人が求められているのは『付加価値』か『特殊技能』です。
これさえあれば高い給料は取れます。でもそれがないなら大企業の正社員や公務員くらいしか道はありません。でもこれはとても難しく、最初につまずいたらそれで終わりです。

この問題と政府が起業家を増やそうとしていることは大きく関連しているに違いありません。政府は創業助成金など援助や起業セミナーなどの支援がいっぱいあります。一人ひとりが起業家となって、仕事に付加価値をつけていくのがこれから求められていると私は考えています。

起業家になって付加価値をつけられれば、その分リターンが見込めます。それに向かって挑戦している人を私は応援してまいります。